
先日発売された『ピースコンバット』の2021年1月号。
おそらく業界でも唯一「CO2ガスガン」についてしっかりとした特集を組んでくれる雑誌である。
そのため、私も最近は毎号買うようになった。

巻頭特集は、2020年に話題となった製品を振り返るという総まとめ企画。
正直、グラビアアイドルさんの写真は必要なかった。私は銃を見たくて本誌を買っているのだから、ページがあるならもっと銃が見たかった。
女性は他で見るからいらんねん!

本命はこちらの「CO2ガスガン特集」。2020年3月号以来の濃い特集である。
今回はCO2ガスガンの基礎的な話はもちろん、ガスガンの歴史やCO2の立ち位置、これまでの規制の経緯や業界団体についてなど、歴史的・総合的な読み物としてとても読み応えのある充実した内容だった。
これさえ読めばCO2ガスガンについて基本的な知識は身に着くと言える。

さらに「CO2ガン最新カタログ」と題して、現在購入可能な機種の一覧も見開きで紹介されている。
しかし、これらの中でどれがSTGAやJASGの認証を受けたものなのかは記載がない。
現状では認証を受けていない海外製品も多く出回っている。海外製品だから一概に危険というわけではないが、それらと差別化するためにも、どれが業界団体からの認証製品なのかは明らかにしてほしかった。
ちなみにこの見開きで認証を受けていないのは、WELLの「M11A1 CO2 GBB」、そしてDOUBLE BELLの「V10 COMPACT CO2 SILVER」の2機種である(紙面ではBOUBLE BELLとなっているが、これは誤植)。

来年の注目製品は何と言ってもSIG AIRのM17だろう。
実銃メーカー自ら作るエアソフトガン、しかもCO2ガスガンとくればいやが上にも期待は高まる。
特に、マガジンの背面からCO2ボンベを挿入するという構造は独特だ。できるだけマガジンのデザインを変えないようにと考え出されたものだろう。
ボンベの長さに合わせるためか、マガジン自体もロングマガジン的デザインになっている。
個人的には、これを機にベレッタ系のCO2が増えることを期待している。
資料的な意味で、今月号は「買い」である。
CO2ガスガンについて知りたい人はぜひとも手に入れよう!
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