
代替フロンの削減や値上げに伴って、今エアソフトガン界でにわかに期待されているCO2ガスガン。
そんな中、ライラクスから、SIG AIRのCO2ガスガンが発売されるという!
SIG AIRとは、あの世界有数の銃器メーカー、SIG Sauer Inc.(シグ・ザウエル)のエアソフトガンブランドである。
実銃メーカーによるエアガンブランドといえば、クリス・ベクターで知られるKRISS USA社によるKRYTACが有名だが、SIG AIRはそれに続くものである。他の実銃メーカーでも同様のブランドがあるかもしれないが、日本で特に有名なのはこの2社だ。
ライラクスはすでにKRYTACの日本総代理店であるが、SIG AIRとも契約を結び、電動ガンのMCX VIRTUS SBRを販売したことは記憶に新しい。
そのSIG AIRが、米軍に制式採用されたばかりの自社製品・M17(SIG P320)をエアガンで発売するというのだ。
しかもCO2ガスガンで!

これは大ニュースだ!
ただでさえM17はM9に代わる32年ぶりの米軍制式採用拳銃だし、人気が出るのは間違いない。
エアガン化が望まれるのは当然のことだが、それが単なるトイガンメーカーではなく、実銃を作っているSIG自らが手掛ける製品となれば、これはもうエアガンでありながら実銃と同じと言っていい。
もう人気が出ると決まったようなものだ。
その注目モデルがCO2ガスガンで出るというのだから、なおさら驚きである。
もちろん日本仕様に合わせて樹脂スライド化し、JASGから認証を取得する予定だという。
これほどの人気モデルなら買う人は多いだろう。そしてM17を機にCO2ガスガンに触れる人もいるかもしれない。
つまり、これをきっかけにして、日本でCO2ガスガンのユーザーが大きく増えることが期待できるわけだ。

東京マルイは今後の新製品としてガスブローバックの「P320」(M17の民間モデル)を予定しているが、正直なところ、本家SIGがM17を出すことに比べれば見劣りすることは否めない。
このCO2版M17が日本のトイガン業界にとって黒船となるのか?
来年も注目していきたい!
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